東京都渋谷区に久保田祐子(クボタユウコ)さんが代表を務める、
結婚相談所・良縁カウンセリングルーム外苑はある。
自ら結婚相談業を「天職」だと語る久保田さん。
キャリアは30年を超えるというから、まさに自認するとおりだ。
「ノウハウでもテクニックでもなく、経験」が久保田さんの最大の武器。
結婚相談という仕事が好きであるということが、ひしひしと伝わる。
「結婚の素晴らしさを伝えたい」という久保田さんにインタビューした。
結婚相談所を始められたきっかけを教えてください。
久保田(敬称略、以下同)
元々、私は小さい頃から結婚願望がものすごく強かったんです。
短大を卒業してから、防衛庁に勤めていた頃、今の主人と出会い、若くして結婚しました。
結婚生活を送りながら、私の友人と主人の友人を合わせていたら、
次々と結婚が決まったんです。自分に向いているなあと思いました。
その後もボランティアですが仲人を続けていたら、25歳になる頃には、口コミで30人程の人数になってしまったんです。
子育てもしていたので、忙しかったですが、しっかりサポートするために、プロとして開業することにしました。
子育てもしながら何十人も会員様を抱えて、苦にならなかったんですか?
久保田
好きこそものの上手なれです。子育ても、仲人も楽しくやっていたので、苦になったことはありませんでしたね。
仲人歴は30年を超えますが、今でも第一線で続けていられるのは、この仕事が好きだからこそです。
30年続けて成果を出し続けてこれたのは、どうしてだと思いますか?
久保田
私が、高い成婚率を続けているのは、ノウハウでもテクニックでもなく、経験の一言につきます。
医者が経験をもとに治せるように、会員様に合う人が分かるんです。これは理屈では話せません。何万人と見てきましたからね。
どういう視点でお相手を探すべきですか?
久保田
収入で決める時代ではありません。
皆さんに結婚する前に、たとえお見合いでも恋愛をするように言っています。
欠点も含めて好きになれるかどうかが大事です。
一生いる相手ですからね。仲人をする中で、久保田さんのこだわりはありますか?
久保田
会員様との信頼関係です。お世話させていただく中で、
お互いに信頼し合える関係じゃないと成立しません。
信頼関係を保つために会員様の顔はもちろん行動や言動を把握していたいので、会員数は限るようにしています。
また、会員様とお付き合いする際に、ネガティブな思考をしない様心がけています。
ポジティブな思考はオーラとして現れます。この前向きな姿勢は、自信につながり、会員様も不思議と集まってきます。
確かに、久保田さんから前向きなオーラを感じます。結婚相談所というお仕事はどのようなものですか?
久保田
理屈抜きに好きですし、天職です。
息子の受験の時に、仕事をゆるめたら、ノイローゼ気味になったくらいです。
入会から成婚までのどの瞬間が好きですか?
久保田
成婚の挨拶に見えた時ですね。
男性は自信に満ち溢れ、女性は幸せに満ち溢れています。
最初に相談に来たときと2人でいらっしゃるときで、事務所までの道程も全く違って見えると皆様おっしゃいます。
素敵な話ですね。久保田さんにとっての結婚とは何でしょう?
久保田
結婚は例えようがないぐらい素晴らしいものです。
私自身、夫がいたからここまでやって来れましたし、自分の結婚が本当に幸せなものだったので、
結婚の素晴らしさを伝えたいという思いから仲人をここまで続けてこられました。
ご自身の結婚があったからこそ今のお仕事への情熱があるんですね。最後に結婚がしたいと考えている方々へのメッセージをお願いします。
久保田
合コンでもナンパでも相談所でもどこで出会って結婚しても同じです。
出会いの場はたくさんあり、限りなく沢山の方がいます。
出会いの可能性を一緒に広げていきましょう。